Star theatrical company project

I’m involved in a project aimed at the reconstruction of a theater company called “Star Theaterical company ” that was founded in the period immediately following World War II. With this view, I’m trying to draw testimony concerning the theater from various kind of resources.
星劇団の再演に向けたプロジェクト

尾道の吉和地区における、星劇団と戦後の文化活動についての調査と劇団の再演にむけて進めているプロジェクト。星劇団は、戦後約10年間、吉和地区を中心に活動していた自主劇団である。進駐軍の缶の星形を舞台の装飾に使っていたことから星劇団という劇団名になったという。衆楽坐という吉和で唯一の劇場を中心に、小学校や刑務所への慰問、公演をおこなっていた。(すでに衆楽坐の建物は無くなっている)。吉和エリアは陸に家を持たない漂流の民、家船の出身者が多く住むエリアだった。ある証言によると、家船出身の虐げられていた住民たちへ、「陸に上がればたくさんの夢がある」と、星劇団の活動によって示したかったのではないかとのことである。私は当時の隠れた歴史を、アートの手法を使って掘り起こし、虐げられて来た人々や土地に伝わる歴史の先入観んに対し、別の見方、可能性を提示したい。また、当時の星劇団に所属した人々と同じ世代の若者が、公演のワークショップを通じて体感し、自らの感性で解釈をし、次世代へと繋げていく。

記録は作品として公開し、歴史の再考、命の繋がり、現代における平和の問題への問いかけなどを社会へ投げかけることも目的である。